評価方法

上腕骨外側上顆炎(tennis elbow)の評価方法、Chair test、Mill’s test、Cozen’s test、Thomsen test等

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上腕骨外側上顆炎は別名tennis elbowと呼ばれます。 テニスのバックハンドを繰り返すことで生じるためスポーツになぞらえて名前が付けられています。障害部位の特定に必要な整形外科的テストが複数あります。基本的に上腕骨外側上顆炎のテストは手関節の伸筋群に伸張ストレスをかけます。しっかり区別して覚えましょう。

 

上腕骨外側上顆炎の検査方法

Chair testの方法

患者に肘を伸展、前腕を回内してもらい4kg前後の椅子を持ち上げてもらいます。動画はありませんが、持つものはいすに限らず、4kg前後の重さがあり、持ちやすいものであれば鉄アレイなどを含めなんでもいいです。

 

Mill’s test

患者に肩関節を屈曲、肘関節を軽度屈曲、前腕を回内位、手関節を中間位で、手指を屈曲して保持してもらいます。検者は肘を持って、上腕骨外側上顆を触診しながら、反対の手で患者の手を持ち、手関節を屈曲させて、肘関節を伸展させていきます。上腕骨外側上顆の疼痛の有無を確認します。

 

Cozen’s test

患者に肩関節を屈曲、肘関節を軽度屈曲、前腕を回内位、手関節を中間位、手指を屈曲したまま保持してもらいます。検者はMill’s test同様、肘関節を持ちながら、上腕骨外側上顆を触診します。反対の手で患者の手を持ち、手関節を屈曲させていきます。患者はそれに抵抗するように手関節を伸展していきます。上腕骨外側上顆の疼痛の有無を確認します。

 

Thomsen testの方法

患者に肩関節を屈曲、肘関節を伸展、前腕を回内位、手関節を伸展、手指を屈曲位して保持してもらいます。検者は手関節を屈曲する方向に抵抗を加えます。患者は抵抗に負けないように力を入れてもらいます。その際の疼痛の有無を確認します。お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、Cozen’s testと患者にとってもらう肘関節と手関節の肢位がことなりますが、抵抗のかけ方などは同じになります。

Thomsen testはCozen’s testに似ていますが、肘関節と手関節の肢位が異なりますので、Cozen’s testの動画を参考にしながら練習してみてください。

 

 

中指伸展テスト

患者に肘関節を伸展、前腕を回内、手関節を中間位、手指を伸展位に保持してもらいます。検者は中指のみを屈曲方向に加重を与えます。患者はその加重に負けないように力を入れてもらいます。その際の疼痛の有無を確認します。

https://www.youtube.com/watch?v=Ob-CxrXVrkQ

 

 

上腕骨外側上顆炎のテストはどのような際に使用されるか

上腕骨外側上顆炎は手関節の伸展筋が障害されることで起こります。手関節伸展筋は複数あるため、各テストでの手関節や手指の肢位や個別の筋を触診していきながら障害部位を判別していきます。

 

上腕骨外側上顆炎のテストをするうえでの実際の臨床の注意点

上腕骨外側上顆には、手関節の伸筋と手指の伸筋が付着しています。そのため、中指屈伸展テストでの疼痛は手指の伸筋の炎症が示唆されます。しっかりと障害部位の判別をできるようにしましょう。先ほども書きましたが、上腕骨外側上顆に付着する筋は各筋を判別して触診をすることがしやすいので、触診の精度も向上させてしっかりと治療につなげられるようにしましょう。

 

 

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